12ヶ月点検は必ずやらないとダメ?
法定12ヶ月点検というのがありますが、やらなくても大丈夫!と考えている方は少なくありませんが、法定というくらいなので法律により定められた点検であり、必ず行う必要があります。ただし、罰則がないこと、指定工場などで行う必要がないこと、など車検と違うため、12ヶ月点検を行っているユーザーは半数程度といわれています。
12ヶ月点検は 「自動車点検基準」により26項目をチェックすることが求められています。この26項目をチェックして、メンテナンスノートに記載すれば、整備工場やディーラーに出す必要はありません。 とはいえ、誰にでも出来ることではありませんので私は専門家に見てもらう方がいいと思います。
12ヶ月点検を行う理由
理由としては、12ヶ月点検を行うことで故障のリスクを低減できること、車検費用が抑えられるという2点からです。2年に一度の車検だけだと、異常を発見するのが遅れる可能性があります。また、交換などの費用が集中してしまいますが、12ヶ月点検で交換しておけば交換費用が分散して、気分的に楽です。
新車で購入した場合、条件を満たせばメーカーの保障が3年から5年受けられる、というオプションを用意しているメーカーがほとんどです。その条件の一つが12ヶ月点検をディーラーで受ける、というものです。 その場合は、素直にディーラーで12ヶ月点検を行った方がお得になると思います。
法定12ヶ月点検の費用
法定12ヶ月点検の費用ですが、通常は2万円程度です。多少の部品交換などがあっても3万円程度で済むことが多いと思います。また、指定オイルに限り交換無料などのサービスもありますので、車検とは違い法定費用がないので、それほど費用はかかりません。
それほど費用がかからないため、エアコンのフィルター交換や下部の防錆処理などを一緒に勧められることが多いと思いますが、必ず必要というものでないので予算によっては断っても問題ないでしょう。
まとめ
法定12ヶ月点検は必ず行う必要がありますが、現状は必ずしも全員が行っていません。費用もそれほどかかりませんので、万が一の故障を防ぐ意味でも点検を行いましょう。
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