どのくらい走ればハイブリッドの元がとれるのか計算してみる

ヴィッツにハイブリッド仕様が加わったので、試しに計算してみます。

toyota.jp


  • ハイブリッドのHYBRID Uは、車両本体価格は208万7640円(税込み)
  • ガソリン車の1.3U 4WDは、車両本体価格は190万6200円(税込み)

ハイブリッド仕様の燃費は34.4kl/lで年間走行距離を1万キロと仮定すると1年間に使用するガソリンは290.7リットルとなります。

  • 10000÷34.4=290.7リットル

レギュラーガソリンを1リットル120円とすると、1年間のガソリン代は34884円となります。

  • 290.7×120=34884円

ハイブリッドでない方は4WD仕様の燃費が最も悪く18.0kl/lなので同様に計算すると年間に仕様するガソリンは555.6リットル、ガソリン代は66666円になります。

  • 10000÷18.0=555.6リットル
  • 555.6×120=66666円

年間ガソリン代の差は31782円となります。

  • 66666−34884=31782円

同等グレードなら20年以上

車両価格の差を18万円とすると6年乗ると元がとれます。7年目からは燃費の差で1年毎に3万円ほど割安となります。今回の計算はハイブリッドに有利となるようにグレードを選んでいるので6年でトントンという比較的短い期間になりましたが、それでも6〜7年目ともなるとバッテリーのヘタリ、経年劣化が気になってくる頃ですので現実には計算通りとはいかないかもしれません。

ちなみに、燃費が25.0km/lと4WD仕様よりもぐっとよくなる2WD仕様と比較すると、年間のガソリン代の差額は13116円で、車両本体の価格差は28万円なので、20年は乗らないと元はとれません。

ハイブリッドに燃費以外の価値を見いだせれば

一方でハイブリッドは燃費だけでなく、静粛性や出足の軽さなどのメリットもあります。ハイブリッドの割高分を燃費代でペイしようと考えると10年以上、20万キロ以上乗ってやっとということも珍しくなく、ランニングコストでハイブリッドにメリットがあるとはなかなか言えません。燃費性能ではなく、車の快適さを考慮して選ぶべきでしょう。

ディーゼルは?

マツダのハイブリッドはオイルが高く、デミオでも1回で1万円くらいになり車両本体価格だけでなく維持費用も高めでガソリン仕様との価格差を埋めるのはハイブリッドと同様に10年、20年とかかります。

ディーゼルは音や振動など乗り心地の点ではハイブリッドはおろか、ガソリン車と較べて優れるというわけでもありません。ただ、ガソリン車よりも低速からのトルクに優れ、ガソリン仕様と比べ1つか2クラスうえの排気量のような感覚があります。この点に魅力を感じるのであればディーゼルの選択肢もありです。

新型シビックType Rはおいくら万円になる?

前回販売されたシビックType R、FK2型は430万円くらいでした。FK2は750台の限定販売でしたが、今回はカタログモデルとなり欲しい人には全員に行き渡ることにはなっています。FK2の一つ前、FN2は時々見かけますが(円高の頃という事もありイギリスから輸入したものも多いからだとか)FK2は全然見かけないので、待っている方も多いでしょう。

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気になるのお値段の方はまだ発表されていませんが、ライバルとなりそうなものをざっと挙げると(いわゆる乗り出しじゃなくて車両本体のみです)

  • メガーヌRSが400~450万円くらい
  • ゴルフGTIが400~450万円くらい
  • 308GTi 270が430万円くらい
  • WRX STIが400万円くらい

ニュルFF最速にもなったことのあるセアトのレオン クプラは日本には入っていませんがメガーヌよりも安いようです。というように2リットル最速を狙うクラスは400万円程度が相場といえそうです。

実際、アメリカでは3万5千ドルという話があるそうで、日本に持ってくると400万円をちょっと超えるくらいになるのかもしれません(ちなみにテスラのモデル3が3万5千ドルの予定)。

直接のライバルにはならないものの、気になる車のお値段を挙げると

限定車ですがヴィッツのTGR(トヨタガズーレーシング)仕様が350万円くらいになるという予想。小型ハッチバックの限定車ではマーチボレロA30が360万円くらいでした。コンパクトではアバルト595が350万円くらい、695になると600万円くらい。現行ではありませんがマツダスピードアクセラは300万円くらい。

こうやって並べてみるとマツダスピードアクセラの安さが目立ちます。当時は各社がニュル最速を目指すようなこともなくFF最速なんていわれたりもしましたが、今ではすっかり様変わり。そして残念ならがマツダはハイパフォーマンスモデルを出す予定はないようです。

実用性と趣味性の兼ね合いを考えるとFFのハッチバックのハイパフォーマンスモデルというのはちょうどいいのかもしれませんが、もうちょっとお手頃になるとありがたいのですが。

ハセガワ 1/24 出光 モーション 無限 シビック EG6 プラモデル 20286

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3列シートの車一覧・まとめ

3列シートで乗車定員が6名以上の車をまとめました。

中でも特徴的な車は全長を1530mmとおさえてタワーパーキングにも対応できるホンダのジェイド。全長が短いトヨタシエンタとホンダのフリード。

SUVタイプはエクストレイルやアウトランダーなどにも3列シートが増えています。スライドドアがなく座席位置が高いので3列目のシートの使い勝手は劣るかと思われます。

ハイブリッドなど3列シートの設定がないものもあるので、詳細は諸元などをご確認ください。

トヨタ

日産

  • エクストレイル 7名(一部グレードは5名)(スライドドアなし)
  • エルグランド 7名、8名
  • セレナ 8名
  • ラフェスタ 7名
  • キャラバン 6名、9名

ホンダ

  • オデッセイ 7名、8名
  • ジェイド 6名(全高1530mm)(スライドドアなし)
  • ステップワゴン 7名、8名
  • フリード 6名、7名(全長4265mmで3列シートでは最も小さいクラス)

三菱

  • アウトランダー 7名(PHVは5名)(スライドドアなし)
  • パジェロ 7名(ショートは5名)(スライドドアなし)
  • デリカD:5 7名、8名
  • デリカD:3 7名(一部グレードは5名)

マツダ

マツダプレマシービアンテはやめて、新しくCX-6という3列シートのSUVを投入する予定

スバル